Macの仮想メモリのデータを暗号化する方法を紹介します。
ハードディスクに残っている仮想メモリのデータから、情報漏洩を無くしてセキュリティを高めることができます。
仮想メモリのデータを暗号化
仮想メモリとは、メインメモリが足りなくなった時に、メモリの内容をハードディスクに一時的に移動してメモリを確保する機能です。スワップメモリとも言います。
また、ハードディスクに移動したメモリの内容は、スワップファイルという特殊なファイルに記録されます。
仮想メモリのデータを暗号化する必要性
Mac OS Xでファイルを開くと、その内容はまずメインメモリに読み込まれます。メインメモリに読み込まれたデータはMacの電源を落とすと完全に消滅します。
しかし、大きなファイルを開いたり、大量のファイルを開いたりすると、メインメモリが足りなくなり、仮想メモリとしてメモリの一部がハードディスクに移動します。
そして、移動したメモリの内容が、電源を落とした後でもハードディスクに残ってしまうことがあります。
そこで、仮想メモリのデータから重要なデータが漏洩しないように、仮想メモリのデータを暗号化する必要があります。
仮想メモリのデータを暗号化する方法
「システム環境設定」の「セキュリティ」パネルを開きます。「一般」タブを開き左下の鍵マークでパスワード認証してから、「安全な仮想メモリを使用」にチェックを入れます。
再起動すると、仮想メモリのデータが暗号化されるようになります。
以上、Macの仮想メモリのデータを暗号化してセキュリティを高める方法でした。